S30以来の更新となります。お久しぶりです。ゆうさくです。
7か月にもわたったGSルールが終わりました。皆様、本当にお疲れ様でした。
今回、S33にて最終810位を獲得しましたので、構築記事を書くことにしました。
以下、使用構築
TN いさね 810位 レート1815
- 構築作成経緯
- 個体解説
- 選出
- 重いポケモン
- 最後に
構築作成経緯
このルールが始まった段階で、襷+物理+といった並びを考え、使っていました。しかし、当時主に以下2つの理由から難しいと感じました。
①対面構築のため、噛み合いで勝敗が決まる
②@3にあわせるポケモンがまとまらなかった
そして、時は流れ最終シーズンとなり、やっぱり最初に考えた上記3体を使った構築を組みたいなと思いました。そこで、強者の方々の構築を拝見していると、コンセプトが異なるものの、しっくりくる構築を見つけました。
【S31 シングル 最終61位/2002】 丹碧イベザシヒトム - 雨が降ろうが槍が降ろうが (hatenablog.com)
S31にて、同格さんが使用されていたスカーフ+ゴツメ+を軸とした構築が参考になるなと感じ、こちらの構築をベースに考えていくことにしました。
4枠目は、同格さんも補完として採用されていた襷ヒヒダルマを採用しました。→
5枠目は、カイオーガ入りに対して選出する食べ残しトリトドンを採用しました。→
最後に、原案では、ラムの実を持ったランドロスを採用されていましたが、ホウオウ入りの構築、ネクロズマ入りの構築により簡単に勝つ方法はないかと考えた結果、ラムの実を持ったカメックスが良いのではないかと感じ、採用しました。→
個体解説
C252 S252 D4
調整意図 S:最速
技構成 あくのはどう、デスウィング
イカサマ、とんぼがえり
解説
イベルタルというポケモンはいのちのたまを持たせて、ダイマックスエースとして運用するといった使い方が一般的です。しかし、こだわりスカーフを持たせることによって、例えば、初手とんぼがえりで相手の襷をはがして後続で処理を行う、または、最後のスイープとして上から行動するといった従来とは異なった運用をすることができます。
特に、初手マンムーと対面した際に、イベルタルのとんぼがえりからザシアンにつなぐといった処理ができるのはかなり強かったです。
また、火力こそ落ちますが、もちろんダイマックスを切っても強かったです。
ザシアン@くちたけん 性格:ようき
H188 A4 B60 D4 S252
調整意図 HB:特化ザシアンのきょじゅうざ
んとでんこうせっかをほぼ耐える
S:最速
技構成:きょじゅうざん、こおりのキバ
解説
今までザシアンはA242派閥でした。しかし、速くて積み技のあるザシアンも強いという当たり前のことに剣盾末期にしてようやく気づかされました。技構成に関しては、メタモンにコピーされた際の対策をヒートロトムに任せている関係上、インファイト以外から選択しました。また、崩しとしての役割も欲しかったので、つるぎのまいを採用しました。ザシアンが重い構築なんて存在しないはずなのに、出した試合は何かしらの働きはしてくれる仕事人だと思いました。
H252 B252
調整意図 HB:特化
技構成:オーバーヒート、ボルトチェンジ
ほうでん、こらえる
解説
この構築の過労死枠です。ロトムを使ったことのある方ならご理解いただけると思いますが、このポケモン数値が低いです。そのため、ガンガン後出しするよりはじっくり使い方を見極めて運用する必要があり、難しいと感じました。相手のザシアンをこらえるで削ったり、ボルトチェンジからのイベルタルのイカサマで倒したりできたので、本当に性能は素晴らしかったです。ホウオウ入りにも後攻ボルトチェンジから展開したりもしました。
H4 A252 S252
調整意図 S:最速
技構成:つららおとし、じしん
きしかいせい、あくび
解説
型の誤認を誘えるいいポケモン。初手、ザシアンと対面した際には、相手視点だとスカーフである可能性もあるため、一旦引くことも考えなければなりません。しかし、こちらはタスキを盾にあくびから入ることができるので、相手の裏のポケモンを見てから行動を組み立てていくことができます。この動きが良かったです。また、この構築はサンダーが重かったので、初手いのちのたまサンダーに合わせて、あくびでダイマックスを流すといった形で処理するケースも多々ありました。
他にも初手カメックスでダイマックス→相手のダイマックスをあくびでながす→ザシアンでスイープして勝ちといった動かし方もできて選出率はこの構築で一番高いかもしれません。技構成で岩技、ストーンエッジなどが欲しかった場面もありましたが、この構成が扱いやすかったと思います。
トリトドン@たべのこし 性格:なまいき
H252 B164 D84
調整意図 忘れました。ダイマックスなしの時
に使った個体。
おそらく、ザシアンのじゃれつくと
を意識して振り分けていると思う。
技構成 じしん、れいとうビーム
じこさいせい、あくび
解説
カイオーガ入りにはほとんど選出しました。ゴチルゼルにハメられて負けるのが大嫌いなので、ゴチルゼル同居の場合は出しませんでした。でも、そういうときに限って出てこないあのブス。すみません。失礼しました。
他にも、ディアルガ入りに選出し、初手あくびを打った試合もありました。ちなみに、ときのほうこう媒体のいのちのたまダイドラグーンで落ちても文句言えない程度にしかDに努力値振っていないので、ディアルガも意識するならもう少しD方面を厚くしてもよかったかなと感じています。
カイオーガのれいとうビームで凍ったのが片手で数えられる程度、しかも即溶けるという自覚を見せてくれました。感謝。
カメックス@ラムのみ 性格:ひかえめ
H148 C252 S108
調整意図 H:あまり
C:特化
S:S+2で最速黒バドレックス抜き
あくのはどう、からをやぶる
解説
この環境で、ホウオウ入りを崩せるポケモンは?と聞かれると多くの人はランドロスと答えると思います。僕もそう思います。しかし、結局、裏にトレースのHBポリゴン2が控えていて、切り返されて負けるといった展開になることも何度かありました。特にこの構築はザシアンにインファイトを入れていない関係上より起こりうる展開でした。
そこで、ランドロス以外で、ホウオウ入りに対して有利が取れるポケモンはいないものかと考えていたときにカメックスを思いつきました。カメックスを採用してメリットはいくつかあります。
①カバルドン等のステルスロックを打ってくるポケモンの選出を抑えることができる。
②イベルタルを受けるポケモン(バンギラス、ガオガエンなど)に対して強く出られる。
③キョダイホウゲキのスリップダメージがザシアンの実質的な火力UPになる。
よくやった動きとしては、イベルタルを受けにくるポケモンに合わせて、とんぼがえりでカメックスを合わせて、からをやぶるで全抜き体制に入る。ホウオウ対面でからをやぶる→ナットレイで受けに来る→ナットレイにダイマックスを強要させてヒートロトムに引くといった動きをしていました。ホウオウ入りにほとんど負けた覚えはないです。他にも、ネクロズマ入りにも投げたりしていました。
ただ、Cが85しかないので、本当に火力がネックではありました。ただ、イベザシとの相性はかなり良いと感じました。
選出
重いポケモン
・ゼルネアス→ザシアンでしか勝てない。ダイスチル積んだゼルネアスを急所で飛ばした以外全部負けました。
・ガマゲロゲ→すいすいだと全部破壊されます。ちょすいでもはちまきとか火力あると負けです。
・サンダー→初手からダイマックスしてくれる分には勝てますが、後発からダイマックスされると止めようがないことがありました。
最後に
このGSルールが最後という事で、限界まで戦いたいなと思い、31日と1日に夏休みを取りました。結果こそ1800ちょいと振るいませんでしたが、何人か強者の方とも対戦出来ましたし、満足できるポケモンができたと感じているので、良かったと思います。
レート1900、そしてさらにその上へは9世代へ持ち越しとなってしまいましたが、もっとポケモンが上手くなりたい、そう感じた1か月でした。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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